情報システム部について
私どもはここ数年、情報システム部を設立し、地形解析のプログラム開発や、大容量データ処理技術の開発に力を入れており、土砂災害防止法や山地災害危険地区調査などの防災業務に役立てています。
プログラム開発
地形解析プログラム
私どもはここ数年、地形解析のプログラム開発に力を入れており、土砂災害防止法や山地災害危険地区調査などの防災業務に役立てています 。 ここではいくつかのプログラムをご紹介させていただきます。
図-1は危険斜面を100mメッシュに分割し、その中心を青い点で表示したものです。このメッシュ中心点から落水線を引いたものが図-2です 。 集水状況がひと目でわかり、土砂流出予測に役立ちます 。
三次元表示編集プログラム
地形、地層、柱状図などを三次元表示し、マウス操作でデータ編集ができるソフトの開発を進めています。
データ処理
このように高速な処理が可能になれば、さまざまな力技が可能になります.「広範囲な危険斜面から等間隔に何百本もの落水線を一度に作成し、集水状況を視覚的・数値的に分析する」(図-1、図-2)、「市販のアプリケーションでは編集不可能な数百メガバイトサイズの画像の補正をする」(図-6)、「高速な整列ルーチンにより、何千本もの簡易柱状図を三次元で動かしながら表示する」(図-7)、などの例をあげることができます(掲載している図は見やすいようにデータ量を絞っています).
図-6は、本来長方形であるべき領域を元の正しい長方形に補正しているものです.歪んだ1枚の地図を多数の四角形に分けることによって、歪みの多い管内図や古地図などを細かく部分的に補正することができます。